Friluftsliv Journal
Be yourself with nature
フリルフスリフってなに?
私にとって、フリルフスリフ (friluftsliv) とは、自然の中で生きること、そして体験することです。自然の中で体を動かして、自然の中で休んで、食事をしたり、何かの作業をしたり・・・。現在はおもに自宅の庭と、ノルウェーにあるサマーハウス周辺が、私のフリルフスリフの舞台になっています。
我が家の庭には、あちこちに腰をおろす場所がこしらえてあって、編み物や読書をしたり、食事をしたり、好きな時間に気の向いた所で過ごします。ほかにも、木や植物、花の手入れや、草むしり、時にはフェンス越しにお隣りさんとおしゃべりしたりとやることは尽きず、庭でのアクティビティには事欠きません。
外出するときには、できるだけ歩くか、あるいは自転車に乗るようにしています。毎日の犬の散歩に加えて、家族や友人と一緒に、ウォーキングや短距離サイクリングにもしょっちゅう出かけます。その際には、お弁当とコーヒーや紅茶を持っていって、屋外でのピクニックを楽しみます。
以前はよく家族でキャンプをしました。テントで寝起きし、持参のミニガスバーナーを使って調理もできました。
ノルウェーのサマーハウスは、クヴァムという、山の中の小さな村にあります。冬には、リュックサックにサンドイッチとレモンティーを入れてスキーに出かけ、冬以外の季節では、ゆっくり時間をかけて歩くハイキングが何よりの楽しみになっています。休憩時に自分たちで小さな焚き火をくべて、紅茶をいれたりするのも、自然の中で過ごす大切なひとときです。
屋外や自然の中で、体を動かして作業をするたびに、毎回驚かされるのは、心身ともに内側からとてもいい気持ちになれるということ。これこそ、あらゆる面でのメンタルヘルスケアだと考えます。私自身が、森の中や海辺を歩いたり、ピクニックをしたりして育ったように、引き続き子供たちや孫たちと一緒に、たくさんの素晴らしい体験を重ねています。
(訳:via&plus)
Helle
デンマーク在住/70代女性